寺崎 央
ワーズワースの冒険
| 一枚ページをめくる度にあのワーズワースワールドへ |
この番組がTVで放送されていた頃、僕は熱狂的視聴者だった。オープニングに流れる民族音楽ともクラシックともつかない不思議でかつ耳に心地よいミステリアスな音楽。「贅沢」「快楽」といった徹底的な趣味の世界を描いたこの番組が本当に大好きだった。
この本は、そんな番組の中の世界がそのまんま投影されたものと言っても良いと思う。ワーズワースの全てが凝縮された本。読んでいると、あの不思議な感覚に全身が被われ、読後にはアルコールを飲んだ後のような、ほわりとした余韻が残る。この本を読んで、何かを得れるという訳じゃないけれど、読後に感じることの出来るあの心地よい感触は読んだら分かると思う。何かを見失っているとき、行き詰っているときに
読みたい。是非、お薦めの一作だ。
