悪の恋愛術
| 恋愛術ではないかなあ |
他の方もレビューで指摘されていますが、「恋愛術」ではないように思えます。「恋愛論」の方が近いかなあ。福田氏もハウツー本を書くつもりはないと思うのですが。
「嫉妬活用術」の後に「恋愛上手な人というのは、嫉妬を非常にうまく隠しているというか、見せないですよね」と書かれると、じゃあ、どうすりゃいいのさ、と混乱してしまうのは私が恋愛下手だからでしょうか。個人的にはもっとスパッといってほしかった。
「悪の読書術」がおもしろかったので読んでみたのですが、ちょっと物足りなかったです。
| 恋愛は、厄介で愉しい贅沢品 |
エピローグのサブタイトルの「恋愛は、厄介で愉しい贅沢品」、特に「厄介で」というのが、この本のポイントなのだと思います。「厄介」なことを面倒くさがる人には、恋愛は楽しめないということでしょうか。
恋愛においてもイギリス植民地の見事さ(自然の良港をもつという素材のよさに着目して、中国から奪い取った寒村に大投資をして、世界的な貿易都市「香港」を作りあげた)にならえという指摘には、なるほどと思ってしまいました。
| きたいはずれ |
私は期待して買ったのですが思ってたほどのものではありませんでした。はたしてこの本が恋愛術というところが疑問です。
著者の語り口もあまりいいとはおもえないですし。
著者のほかの本(作家の値打ち)などは楽しめましたが、
この本はあまりおすすめできません。
| ウーンとうなってしまった |
内容で「独善力」「贈与力」と大きな章があり、ナルホド!とうなってしまった。恋愛をしていると相手に対して妄想が膨らみ、あがいてしまう。それを「独善力」のパワーゆえのものか・・・など、わけのわからない自分の一人相撲の愚かさを思った。「贈与力」ではまだ人にあげるものがあるだけいい、ということ。あげるものはどんなものにしろ、相手が喜ぶことがまた恋愛の醍醐味であるし・・・とか自分の恋愛騒動の指南術っぽい部分はあるけど、これを読んでいたら、片思いでたとえ終わる恋でも、恋愛自体、贅沢品(精神の)であるのならその気分を楽しめた、と落ち着けそう。もちろん、うまく行く人は「倦怠力」を熟読したらさらに恋愛を楽しめるだろう。
| 恋愛術とは呼べないんじゃないかな。。。 |
恋愛術というよりも、社会恋愛学と呼んだほうがしっくりくる内容です。作者は文明の歴史、宗教、心理学などなど幅広い範囲を、近松門左衛門、スタンダール、フロイト、源氏物語、古事記、谷崎潤一郎、失楽園、フェミニズムなど様々な例を挙げて語っており、興味深く面白いが「恋愛術」の本としては物足りなく感じる。
